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 更新日:2022年12月21日

在日ブラジル人をテーマにした映画は今までも数々紹介されていますが、

来る1月6日より全国ロードショーとなるこの「ファミリア」は主人公の父親役に

名優・役所広司が、その子供役ではNHK大河ドラマ「青天を衝け」で主人公の

渋沢栄一を演じた吉沢亮が、さらには村井滋などのベテラン俳優も起用するなど、

それだけでもかなりの注目作品といえよう。

特に、作品としては、現在多くの外国人が日本に在住しているが、中でも在日ブラジル人に光を当て、

特に記憶に新しい、1997年愛知県で発生した、日系ブラジル人青年のエル・クラノ君を

日本人青年たちが集団リンチで殺害した「エルクラノ殺害事件」など、あれから既に25年の月日が

経過した現在、果たしてかれらの取り巻く状況は改善されたのか ? アルジェリアに赴任し、現地で

難民と結婚した主人公の子供と主人公が街角でリンチに遭っていた日系ブラジル人との出会いなど、

映画タイトルにあるように「話す言葉の違いも、育った環境の違いもこえて、家族になる」という

現代社会に問われている多文化共生についてのあり方について、この映画の中からひとつのヒントが

見えてくるのではないかと思われます。

是非とも、一人でも多くの方が関心を寄せ、映画館に足を運んで頂けたらと思います。

詳しくは映画「ファミリア」HP(https://familiar-movie.jp/)を御確認下さい。